はじめまして。K-ING COFFEE(キングコーヒー)代表の小林康人です。

 みなさんはコーヒーとスポーツの関係について考えたことはありますか。おそらく多くの方が、ごく日常のスポーツシーンでイメージする飲み物は水やスポーツドリンクがほとんどではないでしょうか。コーヒーをイメージする人はそう多くないと思います。

 私は3歳から水泳を始め、小学校から大学卒業まで競泳一筋のスポーツ人生でした。競技を通して食事がトレーニングと同じくらい大切なことを学び、「食」の分野に関心を持ったことがきっかけで、大学卒業後は京都の老舗コーヒーロースターに就職をしました。
コーヒーの美味しさと楽しさを広めていく中で、コーヒーが単なる「嗜好品」ではなく、私たちの生活に深く根ざし、健康面や精神面で様々な効果をもたらしてくれることを学びました。

~コーヒーをアスリートの力に~
 
ひと昔前は、コーヒーは健康を害するものとして悪者扱いされていた感がありましたが、近年はコーヒーの成分やその効果についての研究が進み、健康飲料として位置づけようとする傾向があります。
 例えば、眠気覚ましや集中力を高める成分としてカフェインがあげられますが、ほかにも抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれています。これは疲労回復を促してくれる成分です。コーヒーはポリフェノールを含む主な食品の中で赤ワインに次ぐ含有量を誇る優秀な飲み物といえます。
 私はそうしたコーヒーが持つ可能性が見直されつつある中で、自身の大好きなスポーツの分野でもっと活躍させたい、そんな想いが募り今日に至ります。


 一方、スポーツ業界ではプロアマ問わず、トップアスリートによるドーピングに関するニュースが後を絶ちません。故意の有無にかかわらず、これはアスリート本人の健康問題に関わるだけでなく、ファンに与える影響や経済的なダメージも計りかねません。私はアスリートが与える社会的影響力は非常に大きいと思っています。コーヒーはアスリートにポジティブな影響をもたらしてくれるクリーンな飲み物です。だからこそコーヒーの力をアスリートの力にすることでスポーツ業界を盛り上げたい、コーヒーにはそのポテンシャルがあり、それができると信じています。

 もちろんコーヒーは嗜好品としての味わいの多様性に富んだ飲み物であり、苦い、酸っぱいだけでは語れない美味しさがあります。K-ING COFFEEはコーヒーの多様な可能性を活かして、スポーツをはじめ、様々なシーンで皆様に寄り添うロースターとして活動して参ります。